デジタル技術が社会や自社の競争環境に及ぼす影響

　デジタル技術の発展により、従来多くの人手をかけて行われていた設計図面管理・開発工程管理・部材調達管理・生産管理といった業務を効率化する様々なサービスが登場しました。

　これらのサービスは大企業を中心に導入が進み、日本の製造業のグローバル競争力の確保に大きく貢献しています。

　一方で、昨今日本の製造業は企業規模の大小に関わらず人手不足や部材不足といった問題に直面しており、むしろ経営基盤の脆弱な中小企業様の方がこうした問題の影響を受けやすく、すぐに取り組むべき喫緊の課題となっています。また、日本のものづくりを底支えしているのはこうした数多くの中小企業様であり、中小企業様の経営健全化・競争力向上は将来の日本の発展において必要不可欠であると考えます。

　そのため、当社は中小企業様でも導入しやすくかつ競争力向上に繋がる基幹システムをリーズナブルに提供することを目指し、事業の発展と日本の製造業への貢献をして参ります。

経営ビジョン及びビジネスモデル

　「中小企業を強くする基幹システムを」をテーマに据え、製造業に関する知見とデジタル技術・クラウド技術を組み合わせることで、一品一様の商品や多品種少量の商品や部材を扱う現場に特化したITサービスを提供していきます。

　特に人手不足・部材不足にお困りの中小企業様を対象に、「費用対効果が高く」「簡単に」導入できるITシステムを提供することで経営基盤強化・競争力向上に貢献します。

経営ビジョン及びビジネスモデルを実現するための戦略

　従来、設計図面管理・開発工程管理・部材調達管理・生産管理といったシステムはそれぞれが独立して連携が不十分だったり、外部システムとの接続性が悪かったりといった課題が多く聞かれました。さらに、これらのシステムの導入・運用にあたっては高額な初期費用や維持費用、さらにはIT専門人材の配置が必要になるなど、導入企業側にとって大きな負担が発生していました。こうした背景もあり、中小企業様でのシステム導入はハードルが高く、結果として古い仕組みを変えられずにいるところも少なくありませんでした。

　当社は、これらのシステムをクラウド型パッケージとすることで、システム間の連携を高めることに加え、導入・運用にかかるコストを大幅に低減することを目指します。また、製造業領域に特化することで不必要な機能を排除し、真に日本の中小製造業者様の経営基盤強化・競争力向上に貢献するシステムを提供します。

戦略を効果的に進めるための体制

代表取締役社長 田中が CIO（最高情報責任者）を兼務とすることで、全従業員に上記戦略を浸透させ、デジタル技術を用いて日本の製造業の発展に貢献できる企業体制を構築して参ります。